2010年08月09日

藤村正宏の経営者のための売上倍増講座

連載2回目

①マーケティング発想が大切

売る仕事を嫌がる学生が多いとききます。
就職活動をしている学生たちは「営業職」を嫌う傾向にあるそうです。


営業力とは

成果主義や能力主義が一般的になると、営業はつらいイメージがあるのかもしれません。
でも、売ることができなかったら、どんな仕事に就いてもやっていけないし、だいたい売ることに
関心のない人間を起業が雇うわけがありません。

経営者も一緒です。
これからの時代、「売る力」がない経営者は、やっていけません。
ビジネスというのは、売ることが本質なのですから。
いい商品があれば売れるにちがいない。だから起業しよう。こういう考え方。それは危険な考え方です。
売る力がないと、起業しても失敗するだけです。いい商品があるというのは当たり前だからです。

不景気だ、不況だ、安くしなければ売れない。そう言われている時にも、安売りせず、お客さまを
たくさん集め、大きな利益をあげている会社がたくさん存在します。
そのちがいは何でしょう? それは「売る力」なのです。
どんな仕事だって、売る力がなかったら、やっていけません。
農業も漁業も、製造業だって、売る力がなかったら、これからはやっていけない時代なのです。
でも勘違いしないでください。売る力といっても、売り込みとはちがいます。ゴリ押しして買ってもらう。
しつこくつきまとって買ってもらう。泣き落しで買ってもらう。交渉して買ってもらう。こういうのとはちがいます。
こういうのを営業力と思っていたら、あなたの会社はいずれ行き詰るでしょう。

「売る力」とは、あなたのお客さまに、あなたの商品を自然に欲しいと思わせることです。そして、
無理強いしないで買ってもらうこと。
カンタンに言うと、これがマーケティングです。
今の時代マーケティング発想のない会社はやっていけません。

待っても春は来ない

今、日本は長い不景気の時代がつづいています。「冬の時代」と言われていますが、それは間違いです。冬は待っていれば、やがて春が来るというイメージがありますが、今の不況はそういう種類のものでは
ありません。どんなに待っても、春は来ないってことです。こういう状況が普通と考えたほうがいい。
でも悲観的になることはありません。どんなに不況になっても、女性は化粧品を買うし、服だって買うのです。どんなに不景気になっても、日本人すべてが旅行をとりやめるということはありません。

マーケティング発想で、売る力をつけましょう。



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